コロナ以後の社会と企業のあり方を考えるオープンミィーティング
~参加型社会の可能性を探る~
日時 7月7日 20:00-21:30
場所 Zoom
参加費 無料
主催・参加型社会学会(代表・田原真人、事務局・橘川幸夫)
「参加型社会宣言」と「出現する参加型社会」の著者二人が語る新しい企業像。みなさんの参加をお願いします。
上からではなく下から。外側からではなく内側から。遠くからではなく近くから。全体からではなく個人から。制度からではなく思いから。アルゴリズムからではなくライブから。組織からではなくバンドから。権威からではなく親しみから。多数からではなく少数から。(『参加型社会宣言』より引用)
高度経済成長を支えた日本企業の現場には、混沌と共に、当事者意識と活力が存在していたはずだ。失われた30年間で、私たちに起こったことは何だったのだろうか?プラザ合意による円高ドル安への誘導という「外側から」の関わりによって生じたバブル経済とその破裂。日米貿易摩擦を緩和するための「外側から」の要請を受けて始まった株主資本主義への構造改革。デジタル化によってもたらされた「アルゴリズム」による最適化・効率化された管理。派遣法の改定や働き方改革という「制度」によって変化した働き方。国連という「遠くの権威」で決定されたSDGsの実践。上から、外側から、遠くから、全体から、制度から、アルゴリズムから、組織から、権威から、多数から、の改革によって、企業が利益を上げることに最適化と効率化が進み、混沌が失われ、私たちの幸福感や現場の活力が弱まってきたのではないだろうか。コロナ状況の下、私たちは立ち止まって考える機会を得た。リモートワークに移行せざるを得ない状況の中で、再び混沌が広がっている。Zoomでの読書会や研究会が、毎日のように開かれている。これからの10年、日本企業に活力を取り戻すためにどうしたらよいのか、当事者として真剣に考えようとしている個人と想いで繋がって本質的な議論を始め、この混沌の中から未来を立ち上げたい。
私たちの社会の中心にある「企業」が変わらない限り、日本の社会は変わらない。企業の指針になるものは何か。それは、ありがたい外国からの輸入コンセプトではなく、私たちの組織内部のいる、一人ひとりの思いから始まるものではなくてはならない。私たちは、次の社会の原理は「参加型社会」になると思っている。その答えも方式もないが、それを、みなさんと一緒に発見していきたい。
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